Redmine のユーザコミュニティである「Redmine Tokyo」に参加してきた。
こういう勉強会久々だったけど、最後にグループディスカッションもあって、他の会社の使い方とかも聞けてよかった。
メインのセッションの内容をメモったので自分用に残しておく。
Redmine4.0 について
新機能
色々
- プレビューのタブ化
- 右クリックのコンテキストメニューがアイコン化
- 他の人のウォッチャーチケットも見れる
- ロック中ユーザの抽出(退職者一覧を見るとか)
- プロジェクトを切り替えなくても子プロジェクトを作成できる
- コメントを新しい順(降順)にしても編集フォームは上のままになるように改善
- ##1234 とするとトラッカーと題名も表示(#1 つだとチケット番号だけだった)
- 複数の添付ファイルを連続してプレビュー(前へ、次へボタンでプレビュー)
- CSV エクスポート時に UTF-8 が選べる。
- ユーザの一覧が CSV でエクスポートできる
ガントチャート
- ガントチャート画面上でステータス変更や担当者変更ができるようになった
- ガントチャートの表示幅のリサイズができる
マイページ
- 新しいブロック「活動」 昨日何やったかなど見れる
- 特定コミットのファイル一覧と差分の行き来がタブでできるようになった
テキスト書式
- シンタックスハイライトの対応言語大幅増加(CodeRay から Rouge に変更)
- C#や Shell に対応
- Apahe や Nginx の設定ファイルにも対応
動作環境の変更
MySQL
- MySQL5.1 以前、Postgres9.1 以前がサポート外に
- mysql gem2 のアップデートの影響
- CentOS6 のデフォルトは 8.4 なので注意
Ruby
プラグイン
- 上記のため、多くのプラグインがそのままでは動かない
まとめ
- たぶんもうすぐリリースされる
- 修正・追加は 200 件以上
- 動作環境も刷新される
- Redmine について気になることがあったら redmine.org にチケットを起票
- 日本語と Google 翻訳で OK(コミュニティの人がすぐに誰かが見てくれて英語直してくれる)
ViewCustomize Plugin
- 画面をカスタマイズする Plugin
- HTML,CSS で手軽に
- プロジェクトごとにヘッダの色を帰る
- サイドバーを閉会式に
- バージョン 1.2.0 の詳細についてはググろう
http://blog.enjoyxstudy.com/entry/2018/10/01/000000
所感
- Redmine のプラグインで一番有名な気がした。
- 弊現場でもたぶん使ってる。(どの機能がプラグインかわからずに使っていた)
効果的な Redmine の導入のヒント
マズローの欲求 5 段階説
- 自己実現の欲求
- 承認欲求
- 所属・愛欲求
- 安全欲求
- 生理的欲求
TOC の抵抗の 6 階層
- 問題に対して同意しない
- 解決の方向性に同意しない
- 解決策が問題を解決することに同意しない
- 解決策を実行すると新たな問題が発生する
- 解決作実行前の障害を克服できない
- 未知の問題や障害に対する不安と恐れ
今を考えよう
- できてること、可能なこと
- やりたいこと、実現したいこと
- やりたいことまでの問題点
- 問題点を解決するために実施していること
抵抗の種類の洗い出しと区分け
- 資料公開あり
- Redmine エバンジェリストの会
- Redmine をもっと効果的に利用できる方法を検証・伝達していく会
所感
Redmine も課題解決のために導入されるとおもうけど、その時の障壁を心理学的に分解するのは面白い。
ちょっと時間あったら調べてみたいな。
Redmine 使いが気になった JIRA の機能
JIRA のいけてる機能
JQL
- JQL UI じゃなくてクエリで解決しようのスタイル
- AND,OR をはじめ色々ある
- WAS…今、または過去にその値が設定されていたか
- 関数…相当複雑なフィルタも可能
アジャイル機能
- かんばん
- バックログとスプリント。ドラッグアンドドロップで移動
- レポート機能が充実。分析。アジャイルのプロマネは嬉しい。
イベントと通知
- チケットの作成や更新のフックができる。その他ユーザ定義イベント
- それぞれのイベントごとにメール通知のカスタマイズが可能。(必要な時に必要な通知だけにできる)
- ワークフローは Redmine と同じだが、ワークフローのダイアグラム表示ができる。
Wiki の代わりに Confluence(別ツール)との連携が可能
アップデート機能
- JIRA とアドオンの購入、インストール、アップデート
- アドオンを登録すると、サブスクリプションで収益を得られる
保守がしんどい → 優勝サポートにしよう。
アップデートでプラグインが死ぬことが少ないらしい。
まとめ
いいところ
- チケット操作や通知のカスタマイズ性が高い
- JIRA 本体やアドオンの管理コストが低い
JIRA のつらいとこ
- WBS が組みづらい
- 機能が多すぎて稼働までに時間がかかる
フィールド、ワークフロー、イベント、画面、通知・・・
業務プロセスを JIRA のどの機能に割り当てるか。案件進めながら使ってみようは危険
- 大半はシステム管理者しか触れない。不可が集中する。
アップデートや保守は楽だが、プラグインの追加やその他変更は管理者頼み
- アジャイル特化なので、それ以外では足りない
- ボトムアップで始めるにはライセンス費が高い
所感
- JIRA は全くわからないけど、ライセンスが高いのはちょっとネックかな・・
ある工場の Redmine2018 私が愛用しているプラグイン
プラグインはバージョンアップの障害になることがある。
バージョンアップ検証が超大変。でも使いたい
いいプラグイン
- 評価のいいもの
- 多く使われているもの
- 有料、サポートのあるもの
- メンテナンスされている作者が熱心なもの
View Customize Plugin
- JS と CSS でいろんな改造ができる
- 位置変えたり
- 金額の桁区切り
- 入力項目に default 値入れたり
- カレンダーに色をつけたり
- 印刷ボタン
- バナー表示
Redmine Wiki Extention
- オートプレビュー
- PJ ごとに異なるテーマ
- Wiki ページのタブ化
-
iframe 埋め込み
- Google カレンダー
- 写真、動画
- スプレッドシート
- ツールバーボタン作成(Redmine 記法の簡略化)
- 赤、青文字ボタン
- コード検索画面呼び出し
- 折りたたみボタン
WIki UNC Plugin
Wiki Lists Plugin
- チケットや WIki の中に特定の条件で抽出したチケットの一覧を作れる
- 「最近更新したチケット」→ 自分が ○ 日医ないにん更新したチケット一覧を表示
Default Custom Query
Redmine issue Templates(akiko さん作成)
- チケットのテンプレートを作れる
- 項目を入れておくことで記載漏れが減る
Banner Plugin(akiko さん作成)
- 全体や PJ にお知らせバナーを表示
- 不在、メンテ告知
- メニュー表示
ClipBoard image paste
Checklist Plugin
まとめ
- プラグインの作成者のかたに感謝を
- 日本人開発者が多い
所感
- いろんなプラグインが聞けてよかった。
- 検証環境早く作って色々使ってみたい。